序章◆都市の再生をいかに図るか〜創造
　　　　性豊かな海園・田園・人間都市へ

1はじめに

（1）高松市の紹介など

（2）自己紹介など

（3）私のマニフェスト

2本格的な地方分権社会の到来

（1）これまでの地方分権改革の流れ

（2）厳しい財政状況と社会保障と税の一体
　　改革など

3これからの高松市のまちづくり

（1）人口減少、超高齢社会の到来

（2）多核連携型コンパクト・エコシティ

（3）自治基本条例とコミュニティの再生

（4）創造都市・高松の推進

（5）瀬戸・高松広域定住自立圏構想の推進

4おわりに

第１章　高松から視つめるローカリズム

く対談＞ローカリズムと幸せの経済学
神野直彦（地方財政審議会会長）×大西秀人

2000年分権改革の渦中で／三位一体改革とはなんだったのか／社会保障と税の一体改革をどう進めるか／都市の再生とガバナンス／縄文式土器に息づく芸術と人間のくらし／スローライフとヨーロッパ、そして高松、漸戸内

●Column

「文化の重視」と「人間性の回復」／いざ里山／真魚の夢のごとく／アトムのいない水の世紀に／「グローカル」ということ／身近なグリーン・ニューディール／このまちの「自治」のかたち／新しい小学校の誕生／高松的スローライフの魅力／コミュニティの再生

第２章　アートシティ高松が拓く瀬戸内の
　　　　　未来

＜対談＞アートが地域の未来をつくる
北川フラム（アートディレクター）×大西秀人

生活の延長線上にあるのがアート／地域のもつ魅力とアートを融合させる／動き出した新たな文化行政／目の当たりにした越後妻有の成功が確信に／歴史を絡めたイベントを新たに追加／東北の被災地を巻き込むのが使命

●Column

成蹊（石あかりロード）／大地の芸術祭（新潟）見開録／「めおん」と芸術祭／アートでつながる・広がる／レオニーが遺したもの／「まねぷ」ことの大切さ／「懐かしい未来」へ／瀬戸の夕陽夢プロジェクト／寛学事始（菊池寛に学ぼう）／BONSAIの芸術祭−アジア太平洋盆栽水石高松大会

第３章　芸術・文化の華開く海都へ

＜対談＞「創造都市」が21世紀の都市像を変える
佐々木雅幸（大阪市立大学大学院教授）×大西秀人

東日本大震災は20世紀的な文明に対する警告／豊かさを実感できる都市・農村とは／芸術が都市再生の起爆剤になる／キーワードは「文化の重視」と「人間性の回復」／創造産業、創造文化を中心にした創造都市を目指す／コミュニティの再生がまちづくりの基本／「瀬戸・高松広域定住自立圏」を目指す

●Column

頭の中が一番広い／音楽のカ／貫く棒の如きもの／高松市誕生120周年（大還暦は青でお祝い）／ピアノコンクールに寄せて／過去の延長線上に未来はない／「感性」で切り開け！／伝え残したい風景−里山とため池／創造都市へ発進／シャルトルから高松に（日仏自治体交流会議）

第４章　まちづくりに挑む

く対談＞まちに新たないのちを吹き込む
西郷真理子（（株）まちづくりカンパニー・シープネットワーク代表取締役）×古川康造（高松丸亀町商店街振興組合理事長）×大西秀人

商業都市として発展した高松／連綿と受け継がれてきた商人としての先見性／成功の鍵は当事者が主体的な役割を担ったワークショップ／公共の利益を優先することが自分の利益につながる／総合特区で市、商店街、農業のNPOが連携／行政の立場を理解して民がまず踏み出す／100年後の高松をどう描くか

●Column

子の年の少子化対策／春はあけぽの／創造性豊かな海園・田園都市／自転車を利用した都市づくり／美しいまちづくり／「大屋島」の復活を願って／「和」と「絆」／竜にまつわる話／平氏と高松

巻末資料

大西秀人マニフェスト　2007年版・2011年版
あとがき

（目次項目は一部変わることがあります）

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