公開初日だった昨日、「UDON」(http://www.udon.vc/movie/)を見てきました。
もちろん、私の出身地である香川県が舞台で、私の離乳食でもあり、骨格と筋肉の大部分を作ってくれたといってもいい「讃岐うどん」が主役の映画とくれば、見逃すわけにはいきません。
あの大ヒットムービー「踊る大捜査線」の本広監督が香川県丸亀市出身であることから実現したこの企画。讃岐うどんブームの一つの頂点として多くの香川県民待望の企画でした。
前宣伝も、山手線のラッピング広告などフジテレビとタイアップしてかなり派手なもの。でも、初日というのにその割には寂しい客席。
そりゃそうでしょう。いくら讃岐うどんがブームになったとはいえ、うどんは食べるもの。うどんが主役の映画に関心を示す国民がそんなには多くいるはずはないのです。とちょっと自虐的に気持ちを落ち着かせて、さあ映画に集中です。
ストーリーはしごく単純。
一本の映画作品というよりは、うどんを主役として同窓会的なバラエティー番組を仕立て上げた、という感じがしました。
役者では讃岐弁を全く喋らない小西真奈美には違和感が最後まで消えませんでしたが、主役のユースケ・サンタマリアをはじめ、トータス松本、小日向文世、鈴木京香らの脇役陣も予想以上の好演でした。
それにメインの要潤のほか、南原清隆、中野美奈子、松本明子、高畑淳子、藤澤恵麻といった香川県出身の芸能人も大集合でちょっとずつ顔を出し、それなりに楽しめました。そうそう、あの総理のご子息、小泉孝太郎もチョイ役で出ていてそれなりの味をだしていましたよ。
ただ、香川県にも、讃岐うどんにも関係、関心がない人には全くお勧めできない映画かも知れませんね。
出身者にとっては、映画の大半で風景のバックに讃岐富士周辺の景色が拝めますし、有名どころのうどん屋はおっちゃん、おばちゃんの実演も含めてかなりの店が出てきますので、それだけで懐かしく十分観るに値する映画なのですが。
観終わった後、結構有名で繁盛していた実家近くの「木村」のうどん屋もうどんを打っていたおっちゃんが倒れて「店を止めてしもうたなあ」、と個人的な感慨にもふけってしまいました。
またいつか「木村」のうどんを食べたい、という欲求は私の中にずっと強くあり続けています。
夢で出てきた親父が言った「ほんだらの」という別れの挨拶は、「さようなら」だけではなくて「またな」というニュアンスが強いはずなのですが。
でも、叶わぬ夢なんだろうなあ。

